無給医について

無給医について

昨今無給医の問題が取り上げられていますが、今に始まった訳ではありません。
私が初期の研修を行っていた20数年前も同様でした。
もっと言えば私の父の時代、つまり今から60~70年前も同じでした。
その前もずっと同じでした。
何故か医師はなりたての頃は新米なんだから給料無しで修行させてやってると言わんばかりの体制が100年以上も続いているのです。

私もごく当然の事のように思って、手術をはじめとする医療技術の習得に毎日早朝から深夜まで、ときには朝まで、勤しんでいたものです。
職人的な仕事は多かれ少なかれこのような状況はあったのかもしれません。

しかし昨今では世の中がそれを許さなくなってきたようですが、医師だけは旧態依然として非人道的な過酷な環境におかれている訳です。
国民の健康をあずかる医師自身はへとへとに疲弊している状況は最終的には国民のためにもならないと思いますが、皆さんがどうお考えでしょうか。

ちなみに、シャレにもなりませんが、無給医は無休医ともなっています。
研修医の頃は一年で5日休んだかなあ。
よく出来たものだと我ながら驚きます。


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