反省と改善
長年診療していても稀に今までのやり方が良くなかったというのが明らかになり、改善せねばならない時があるものです。
今日の診察中に、患者さんの言葉に、ハッとさせられました。
当院で力を入れている白内障手術ですが、強度の近視の患者さんでする場合、手術後は近視がなくなるか低減します。
手術で用いる眼内レンズの度数を調整することで可能な訳ですが、近視が強度でも軽度でも、基本的には遠くに合わせる事が殆どなので、あまり強調して説明してなかったのですが、強度近視の患者さんが、近視が殆どなくなるならもっと早くやりたかった、と仰いました。
白内障により視力障害がある場合に手術する訳ですが、近視が少なくなるという側面もある訳ですので、患者さんの状況に合わせた説明もよりよく考えてしないとと、反省と、改善を考えた一日でした。